鈴木無花果(@papa_s)です。
入試の季節が続いておりまして、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
センター試験が終わると私立の入試、それから国公立の前期日程、後期日程、なんていろいろとてんこもりですね。
前職の関係で色んな大学の入試制度のことを調べた時期がありまして、そんな中で疑問に思ったことでも書いてみようかと思います。
国公立の二次試験、ざっくりし過ぎでは?
行ってみましょう!
やり玉にあげる大学を選ぼう!
諸事情ありまして、横浜国立大学経済学部さんについてよくよく見てみることにしました。配点とかがちょうどよかったんやってん・・・。
見てみると、配点は以下の通りです。
【前期日程】
センター試験:5教科7科目 900点満点
二次試験:英語400点 数学400点 合計800点満点
【後期日程】
センター試験:5教科7科目 900点
二次試験:英語or数学 1教科800点
これ、受験雑誌なんか読んでると割とよく見られるような配点バランス(センターと二次試験の)です。
でもこの時点でちょっとおかしいと思いません?
センター試験って5教科7科目をまるっと2日かけて受けるのに、それがたった2教科とほとんど変わらないわけですよ。これでホントに細かいとこまで見れてるの~?って気になってきちゃいます。
実際の問題を見てみよう!
というわけでウェブ上に問題が転がってたので見てみました!
念のためリンクは貼らないので気になる人は探しておくれなまし・・・。
で、実際はこんな感じの構成でした。前期日程のみです。
【英語】
大問4題 小問合計12問(うち、記述式5問、選択式7問)
【数学】
大問3題 小問合計6問(全て記述式)
いや、その、ざっくりし過ぎてない????
もちろん記述だと途中まで正解だから半分、とかあると思うんですが、それにしても、1ミスの影響がでかそうじゃない?
平均すると、英語は1問解けたら33点ですよ?逆に言うとワンミス33点。すごない?
ちょっとざっくりし過ぎてません??
※誇張してるんでホントのところは1ミスで33減ったりはしない・・・、と思う・・・。
だからどうしたという話
別にこれで大学業界を糾弾したいとかそういうことじゃなくってですね。
大阪大学が試験問題間違った話、30人くらいがいわば「間違って」入学したわけですけど、運営に大きな問題はなかったワケじゃないですか。
つまり、トップクラスの人はともかく、ボーダーライン周辺の「優秀さ」なんてものはかなりファジーなんじゃないかっていう。
ある大学に入れたかどうかでは、その人が優秀かどうかなんてわかんない、っていうのを強調すべきだと思うんですよ。これは国公立に限らず私立もね。
なので、第1志望がダメでも人生オワタみたいな感じにならないでくれ若者よ!!!!(本日の主題)
そうもいかない地方という土地
一方で、地方はそうも言ってられなかったりもします。
家庭の事情や本人の考え方で、大学は実家から通わなければならない、という人はたくさんいます。
そんな前提のうえ、宮城県の国公立大学は天下の東北大学なわけですが、東北大学に落ちた場合(それこそボーダー上だとしても)、次にレベルが高い私立大学は東北学院大学、というのが一般的。だよね?
ですが、この2大学間での偏差値差は10くらいあります。
これは割と問題ですよ。
めちゃめちゃファジーな「優秀さ」で謎に線引きされて、そこがダメだとまるで自分の偏差値が10下がったみたいに見える、って状況は危険なんです。若者が飲み込むには時間がかかる。
というわけで、地方私立はもう少し頑張って偏差値あげよう!(できたら苦労しない話)
追伸
併せて読んでほしいやーつ