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【書評】人前で叫べる性の話を「セックスと障害者」坂爪真吾


鈴木無花果(@papa_s)です。

してますか、自慰。僕は毎日してます。毎朝。

故小路啓之先生の「かげふみさん」という漫画がありまして、「俺は一日を性欲に支配されたくないから毎朝出す」みたいなこと言ってるのを見てから毎朝派になりました。いやホント、一日クリアな頭で過ごすにはこれが一番ってなもんで。

話ずれました。

今回はみんな大好きな自慰行為も性行為も、いろいろな理由でそれができないときどうしましょう、というお話。

というわけで「セックスと障害者」坂爪真吾

 

「障害者の性」のタブーっぷり

著者は「ホワイトハンズ」という自分の力で射精できない人向けの射精介護サービスをしている団体の代表さんです。HPが手作り感あって好感が持てます

身体・精神・知能などの障害者がぶつかる「性」の問題について、包括的に解説してあって、現状の把握にぴったりの本だと思われます。

障害者は天使でなくてはならない(=性欲なんてわかない)みたいな感じの、障がい者の性についてのタブー性をなくしていかなくちゃいけない、というお話ですね。

まぁ一口に障害者ということでまとめる危険性もありますが、とりあえずのつかみということでそれもいいんでないでしょうか。

そもそもセックスのタブーっぷり

そもそも性の話題はなにかとタブーです。

友達同士でセックスの仕方について情報交換なんてそんなにできるもんじゃありません。僕も社会的な動物なので、酔っぱらってさえいなければ人前で「オナニーは毎朝がベスト!」とか叫んだりもしません。

でもそれって本当に正しいのかしら?おかげさまで「性」についてだけは、マニュアル無しで初心者が高速道路飛ばしてるみたいな状況になってますけど?っていう。

そんな状況で、性について不自由な人のところまで気にかけられる人って、どれくらいいるんでしょうか。自分の運転で手一杯じゃない?

性を公的に扱うべきなのか

もちろん公的な教育の場で保健体育の一環として、性機能については指導されることになっています。

でもそれはあくまで機能的なことで、セックスの進行とか、皮が伸びないオナニーの仕方とか、ガシマン禁止とか、そういった実践的なものをもっときちんと教えることで、未然に防げる悲劇ってもっとあったんじゃないかと思うわけですよ。

皆さんは覚えていますか、初めてのオナニー直後のあの罪悪感。あの時のうしろめたさが、僕らを性から遠ざけてるんじゃないかとすら思います。

結局ダークサイドに外注している現状

仕方なく僕たちは公でない部分から性の知識を得ていくことになります。

そして一般的には、自然発生的な恋愛の先に性体験を得るわけですが、コミュニケーション弱者はそこまでたどり着けないこともあるわけです。しかし人間も動物、どうしても性的な欲求は出てきます。

じゃあもう、一般的な決まりを破って性体験をするしかないですよね。お金を払って風俗に行こう。お金をもらっておじさんに買ってもらおう。

こんなにも破り続けられてる慣習、必要あります??

人前で叫べる性の話を

ホワイトハンズのHP中に、利用者の感想が寄せられているページがあります。

せめてパンツくらい見たい

という素直すぎる意見があるんですが、それをやってしまうとただの風俗になってしまう。あくまで公共の活動であることを守り続ける必要がある。このぎりぎりのラインを攻めているだけでホワイトハンズの活動はすごいことだな、と思います。

オナニーがしたい、何が悪いことか。

セックスがしたい、何が悪いことか。

僕らはもっと胸をはって性の話をしてもいいんじゃないでしょうか。

逆にきちんと性を語ることで、それこそ商業的ポルノにも一定の管理が行き届くと思うのでした。

何が言いたいかというと

思春期にちゃんと性体験を支給されてればこんなに性癖が曲がることもなかったんじゃないかな、という話です。

ニコ生のちょっとえっちな配信が病的に好きな者より。